木箱・木製パレットへの  
徹底した品質管理

横尾工業株式会社では、木箱・木製パレットの設計から製造、試験、出荷に至るまで すべての工程で一貫した品質管理を徹底しています。
木材は自然素材であるがゆえ、個体差・乾燥状態・強度特性・加工適性が製品の完成度を大きく左右します。
当社では、素材選定・加工精度・構造強度・耐荷重性能といった要素を科学的根拠に基づいて管理し、業界標準を上回る品質を追求しています。

1. 木材選定(樹種・乾燥・素材特性)

木材品質は製品性能の根幹であり、当社では以下の基準を満たした材料のみを採用しています。

樹種選定(強度・耐久・加工性)

扱う主な樹種:
・スギ:軽量で加工性に優れる。緩衝性が必要な輸送物に適合。
・ヒノキ:耐水性・防腐性に優れ、長寿命の木箱用途に最適。
・松材(パイン):高い曲げ強度・耐荷重性能。パレットや重量物に最適。
・南洋材(ラワン・アピトン等):高強度、重荷重用パレットに使用。

選定基準例:
・曲げ強度
・圧縮強度
・反り・割れの発生率

乾燥管理(木材含水率の徹底管理)

木材は含水率により寸法変化や強度が大きく変わるため、以下を基準としています。
・含水率20%以下ご希望の場合はKD材を優先採用
・乾燥しすぎると反り・割れの原因となるため使用箇所に応じ選定
・木箱の長期輸送(海外輸送)は ISPM-15(熱処理材)対応材を採用

素材検査(社内受入基準)

入荷木材は 、下記に該当するものは排除します。
・節・割れの過多
・含水率基準値の逸脱
・局部的な欠損・構造弱点
※カビは自然物の為、保管状況・保管期間・時期により発生することはございます。

2. 加工精度管理(切断・組立・溝加工・接合技術)

木材製品の完成度は加工精度で決まります。
当社では以下の品質基準を設定しています。

切断工程の品質基準(寸法精度 ±1.0mm)

・NCパネルソー・自動丸鋸による安定した寸法精度
・各部材は ±2.0mmの許容差で管理
・直角度・平行度の測定を全ロットで確認
・切断面のバリ・欠けチェック

組立工程(構造設計・接合技術)

・木箱・パレットは構造力学に基づき、最適な接合設計を実施。
・荷重方向を考慮した 筋交い(ブレース)配置
・荷重集中点を避ける 受け材配置設計
・下板(デッキボード)の等間隔配置による強度最適化
・接合には釘・コーススレッドの 締結力を数値管理

加工(溝加工・治具設計)

・箱の嵌合精度を高めるための ホゾ加工・V溝加工
・治具による組立誤差の排除
・社内製治具を用いることで、部材位置精度を統一
・製品ごとに 加工図面+治具図面を社内で管理

3. 締結(釘打ち・補強)― 強度理論に基づく施工

釘の施工は「感覚」ではなく「強度理論」に基づいて管理します。

使用釘・ビスの締結管理

・釘長さ:板厚の 2.5~3倍
・打ち込み角度:応力分散を最適化する15°〜30°
・頭潰れ・浮きを防止する規定圧力のエア釘打機を使用

補強方法

・荷重の大きい部位には 金具補強・コーナーブロック
・重量物には 二重張り(ダブルボード)
・水平方向強度向上のための 横桟追加

4. 荷重・圧縮試験(品質保証)

木材製品は「耐荷重」が品質に直結します。
ご要望があれば、専門の試験センターに依頼し試験することもできます(オプション)。
サイズによっては試験できない場合もございますのでご相談ください。

試験項目

・静荷重試験(上載荷重の破壊ポイント測定)
・圧縮試験(四隅荷重・全面荷重)
・横荷重試験(フォークリフト差し込み方向の耐性)
・反復荷重試験(繰返し使用の耐久性)
・落下試験(空箱)

試験データ

・試験結果は、産業技術センターの成績証も発行可能です。
・製品ごとに安全率を設定(例:設計荷重の1.5倍の耐性)

5. オプション品質(安全性・カスタム性)

木材製品の用途に応じて、安全性や作業性を高めるオプションを提供しています。

安全性向上

・角欠け防止の 面取り加工(C面・R面)
・防腐・防カビ処理
・防虫処理(ISPM-15)

カスタム性向上

・企業ロゴ・社名の印字
・防水・耐水ニス塗布
・特殊サイズ・重量物用の特別設計
・開閉しやすい 分解式木箱/再組立木箱

6. 社内品質保証体制

横尾工業では、以下の体制で木材製品の品質を保証しています。

全工程チェックシート運用

・材料 → 切断 → 組立 → 試験 →出荷
・すべてに「工程別品質チェック」を設定

図面・治具・仕様書のバージョン管理

・すべて社内サーバーで最新情報を管理
・誤組立・仕様違いを防止

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