ダンボールは、梱包する商品の重さや形状、輸送条件によって、最適な種類を選ぶことが重要です。
このページでは、ダンボールの構造やフルートの種類、強度の違いなど、箱選びの基本となるポイントをわかりやすくまとめています。

ダンボールの構造

Cardboard Structure

ダンボールは、3つの層からできています。表と裏には「ライナ」と呼ばれる紙があり、その間に波の形をした「中芯原紙」が挟まれています。
ダンボールを横から見ると、この波型がずらっと並んでいるのが分かります。
この波型が作り出す三角形の形が、ダンボールを丈夫にしているポイントです。この仕組みは「トラス構造」と呼ばれ、建物などにも使われています。
三角形の形は、上から力が加わっても力を分散できるため、壊れにくく安定した強さを保つことができ、圧縮強さ、外部衝撃に対して優れた緩衝性があるのが特徴です。
ダンボールには、使われている紙の種類や波の高さによってさまざまな種類があり、梱包するものの大きさや重さに合わせて使い分けられています。

ダンボールの材質

Cardboard Material

ライナとは、段ボールの表裏に使用される原紙のこと。
古紙の含有率が多いものやバージンパルプを含んだ原紙などからなり、1平方メートルあたりの重さによって、その強度も異なってきます。

ライナの種類重量特徴
C5150〜160g/㎡古紙を90%以上使用したライナです。
比較的軽い商品を包む際や、箱の中の中仕切り・パットとしてよく使われています。
C6160〜170g/㎡C5よりも少し強度を高めたライナで、こちらも古紙を主原料としています。
近年では、より丈夫なK5で代用されるケースも増えています。
K5170〜180g/㎡約30%のバージンパルプを含んだライナです。
小型で割れやすい商品の梱包に向いており、外箱の印刷もきれいに仕上がります。
K6210〜220g/㎡K5と同様にバージンパルプを約30%使用し、さらに強度を高めたタイプです。
段ボール箱を重ねても上部がつぶれにくく、特殊な形状の箱にも適しています。
K7280g/㎡バージンパルプを約30%配合した、強度の高いライナです。
重量のある商品や輸出用の段ボール箱に使われることが多く、しっかりとした耐久性があります。

ダンボール構造の種類

Types of Cardboard Construction

ダンボールの表と裏にあるライナの間には、波の形をした紙が入っており、これを「フルート」と呼びます。
フルートはダンボールのクッションの役割を果たし、強さを支える重要な部分です。
JIS規格では、30cmの間にある波の数や波の高さ(厚み)によって種類が決められています。
一般的に、フルートの厚みがあるほど衝撃に強く、丈夫なダンボールになります。

構造の種類構造特徴
片面ダンボール片側だけがダンボール構造になっており、箱として使うことはほとんどありません。
商品を包んだり、固定したりするための緩衝材として使われます。
両面ダンボール表と裏の両方にライナがある、もっとも一般的なダンボールです。
私たちが普段目にするダンボール箱のほとんどが、この構造です。
複両面ダンボール両面ダンボールをさらに強化した構造で、とても高い強度があります。
重量物や輸出用、長期間保管する商品の梱包に適しています。
両面・複両面
ダンボールの種類
構造特徴
Aフルートもっとも一般的に使われているダンボールです。
青果物や引越し用など、中くらいの重さの商品を包むのに適しています。
厚みがあり、クッション性にも優れています。
BフルートAフルートより少し薄く、コンパクトなダンボールです。
小さくて軽い商品や、内箱・外箱、緩衝材、ディスプレイ用の箱などに使われています。
ABフルートAフルートとBフルートを重ねた、分厚くて丈夫な構造です。
重いものや大型商品の梱包、輸出用のダンボール箱によく使われます。
Eフルートとても薄いダンボールで、軽い商品の梱包に向いています。
ギフト箱や化粧箱など、見た目を重視する箱によく使われています。
AAフルート
(2層強化ダンボール)
AAフルートは、Aフルートを2層重ねた構造のダンボールです。
通常のダンボールよりも厚みと強度があり、重量のある商品や衝撃に弱い製品の梱包に適しています。
輸送時の衝撃をしっかり吸収できるため、輸出用や長距離輸送にも多く使われます。
※当社での主要取扱ダンボールです。
AAAフルート
(3層強化ダンボール)
AAAフルートは、Aフルートを3層重ねた非常に強度の高い構造のダンボールです。
厚みがあり、圧縮や衝撃にとても強いため、大型・重量物の梱包や木箱の代替として使用されることもあります。
耐水処理を施した輸入厚物ライナーを使用している為、普通のダンボールに比べて湿気、水に強いく、さらに特殊な釘で、木材に釘打ちすることも可能です。
過酷な輸送条件や、特に高い安全性が求められる梱包に適したダンボールです。
※当社での主要取扱ダンボールです。

一般ダンボールと強化ダンボールの違い

The Difference Between Regular Cardboard and Reinforced Cardboard

ダンボールと、強化ダンボールは何が違うのでしょうか?
強化ダンボールは、一般的に知られているダンボールとは違い、表面と裏面にあるライナーと呼ばれる紙がとても固く強いので、叩いたり、押したりしても凹みません。
その為、最近では木材の代わりに強化ダンボールを使って梱包されることも多くなってきました。
強化ダンボールは紙なので、堅くて丈夫ですが、とても軽いので、重量で運賃が決まる航空便や船便で、木材から強化ダンボール梱包に替えると、料金が安くなる場合があります。
一般的なダンボ-ルに比べると、耐水性もあります。

重量物包装用と一般ダンボールの
平面圧縮の耐圧比較データ

ダンボールの形式

Cardboard Shape

A式(みかん箱)

A式は、上下にフタが付いた

最も一般的なダンボール箱の形です。

半A式

半A式は、底面のみフラップがあり上部が開放されたダンボール箱です。フタがないため内容物の投入・取り出しがしやすく、部品や製品の一時保管、工程内通箱として多く使用されます。

半A式+キャップ

半A式に分離型のフタを付けたダンボール箱です。A式とは異なり分離式のフタになっているため、フタをテープで止めることなく被せるだけで良いので作業効率は高くなります。

上下C式(弁当箱)

C式は、フタと身(箱本体)が分かれている上下分離型のダンボール箱です。重量物や大型製品でも梱包作業がしやすく機械部品や精密機器、工業製品の保管・輸送用として多く使用されます。

キャップ+スリーブ+トレイ

底用キャップ・胴部(スリーブ)・天用キャップの3部材で構成されるダンボール箱です。四周をスリーブで支えるため高い強度と安定性が得られます。また高さ調整がしやすく、製品サイズへの対応力が高いです。

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