ダンボールコンテナの製造工程
ダンボールコンテナの製造では、工程ごとに専用の設備を使い分けます。正確なカットや切込み、確実な組立と貼り合わせを重ねることで、使いやすく丈夫な箱に仕上げます。各工程で使用する設備と、その役割をご紹介します。
工程・設備のご案内
STEP 01
カット工程(試作・小ロット)
Sample Cutting
ポイント木型を作らず、CADデータから切断・罫線加工。試作や形状確認をスムーズに進めます。

サンプルカッター
設計データを直接反映し、ダンボールシートを自動切断・罫線加工する、試作・小ロット専用の設備です。短時間で高精度なサンプルを作成でき、設計変更や形状確認を迅速に行うことで、製品開発のスピード向上とコスト削減に貢献します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | サンプルカッター |
| 用途 | 試作・小ロットの加工、設計変更・形状の確認 |
| 加工内容 | 外形カット、スロット加工、折り線加工 |
| 加工方法 | CADデータに基づき、カッター刃と罫線ツールを切り替えて加工 |
| 木型 | 作成不要 |
STEP 02
切込み・罫線工程
Slotting and Creasing
ポイント切り込みと折り線を正確に加工し、製函しやすいシートに仕上げます。


スリッターパンチ
ダンボールシートに、スロット(切り込み)加工と罫線加工を同時に行います。箱のフラップ部や折り曲げ部を正確に加工することで、後工程の製函作業を円滑にし、箱形状の精度と強度を高めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | スリッターパンチ |
| 加工方法 | 回転刃で所定位置に切り込みを入れ、罫線ローラーで折り線を成形 |
| 対応する加工 | 断裁・切断・二分切り・縦横罫線・耳切り |
| 調整すること | 寸法と刃の位置を設定し、安定した加工精度を保つ |
| 小ロット対応 | 1ケースからのご注文にも対応 |
STEP 03
製函工程(組立工程)
Box Assembly and Stitching
ポイント金属ステッチ(針金)で綴じ、大型・重量物向けのダンボールケースを製作します。

アームステッチャー
通常の接着製函では強度が不足する製品に対し、箱の側面や底部を金属ステッチで綴じます。耐荷重性・耐振動性を確保し、大型サイズや厚物ダンボールにも対応することで、輸送・保管時の破損リスク低減に貢献します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | アームステッチャー |
| 用途 | 大型・重量物向けの重梱包ケースの製函 |
| 対応するシート | AA段(2A)、AAA段(3A)などの厚く硬いダンボールシート |
| 加工の特徴 | 特殊な切り刃で、厚く硬いシートを綴じる |
| 調整すること | 罫線加工済みのシートをセットし、寸法・綴じ位置・針ピッチを調整 |
STEP 04
貼り工程
Hot-Melt Bonding
ポイント短時間で固まるホットメルト接着剤で、ダンボールの貼り合わせ・製函を行います。

ホットメルター
ホットメルター(溶融接着剤塗布装置)で接着剤を加熱溶融し、接着条件に合わせて温度・吐出量を設定します。接着箇所へ塗布した後、所定位置でダンボールを貼り合わせます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | ホットメルター(溶融接着剤塗布装置) |
| 用途 | ダンボールの貼り合わせ・製函 |
| 設定すること | 接着条件に合わせた温度・吐出量 |
| 接着の特徴 | 圧着と同時に短時間で固化するため、養生時間を必要とせず連続作業が可能 |
| 接着剤の組み合わせ | 他の接着剤と組み合わせて貼り合わせる場合もあります |
